アメリカが世界に誇るサーフィン専門誌『Surfer’s Journal(サーファーズジャーナル)』。元サーファーマガジン誌編集長のスティーブ・ペズマンが発行したこの雑誌は、広告掲載が少ないシンプルな構成と、写真とテキストのバランスが絶妙なレイアウト、高級感溢れる作りなどで、上品で大人なサーフィン専門誌という位置付けで人気を誇っている。
かつて2002年にプロサーファーでプロカメラマンの船木(Naki)さんが撮影したドノバンの水中ショットがカバーを飾り、しかもアートワークで特集されたことがある。太陽に輝くリップに右手をそっとストールしながらリラックススタイルでライドするドノバンを写した素晴らしい写真だったし、あの「Surfer’s Journal」誌に掲載される(しかもカバーショット)なんてスゴイ!と、私も一ファンとして興奮した!
そして…最新の「Surfer’s Journal Volume 15 Number 1」。この中に、「Tenshi no Hashigo - A Fishing Village in Japan」と題された特集が掲載されている。
日本のとある漁師町の岬にブレイクした、12フィートを超えるビッグウェーブの写真の数々だった。そして、日本の若きサーファー”Hide Kirizume”がそそり立つ特大レフトをライドしている写真がそこにあった。
そこはまぎれもなく日本であり、私がこよなく愛して何度か足を運んだその地であった。そして、”Hide Kirizume”こと切詰英利プロは、数年前にその旅先のサーフポイントで一人際立ったサーフィンを見せてくれていたサーファーであった。
極東の小国・日本の小さな漁師町の大きな波。Surfer’s Journal誌のスタッフが魅せられたであろう、日本ならではの独特な雰囲気。私たち日本人が見ても、とても素晴らしい記事と感じた…。
Surfer’s Journal ⇒ http://www.surfersjournal.com/