おかげさまで最近、「車中泊」や「二段ベッド」あたりのキーワードで当サイトに訪問してくれている方が多いです。
特に「エブリイワゴン 二段ベッド」のキーワードで検索している方も多いようで、前に書いたこの記事を見てくれているかなと思います。
ここで紹介した、我が家のマイカーのエブリイワゴン二段ベッドですが、画期的なアイデアにより車体側への穴あけなど加工が一切不要なベッドキットなため、特許出願中ということだったので詳細の紹介は割愛していました。
が、現在は特許取得をされたようなので、このアイテムを差し支えのない範囲で紹介させてもらいます。
※特許庁による「特許情報プラットフォーム」にて誰でも情報の閲覧ができます。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/
軽自動車用2段ベッド「旅らく」
私がこの二段ベッドキットを購入した2017年当時は、キャンピングカービルダーの「OKワゴン」さんの特注オプションアイテムとして販売されていたものでした。
しばらくは単体で販売されていたようですが、その後、キャンピングカー購入をする方のみが購入可能なベッドキットとなったようで、単体購入ができなくなっていたと思います。
しかし、現在は「旅らく」という単体のベッドキットとして商品化され、特設のサイトで購入が可能なようです。
キットの内容と設置方法
一番の強みは、「車体を加工せずにベッド設置ができること」。
この手法自体がまさしく特許を得られたアイデアになりますね。
前述の通り特許庁のサイトでその特許内容は一般公開されているので、いちユーザーの私が公開しても問題ないと思うのですが、メーカーさん側ではネット上では詳細仕様の公開をあえて控えていらっしゃるようなので…差し支えのない範囲で。
ベッドキット内容
私のベッドは上段3枚のマットなので、こんな内容。なぜ3枚なのかは後述します。
1.運転席&助手席の背もたれ角度調整
まず、運転席と助手席のヘッドレストを外します。そして、背もたれの角度調整をします。この時の角度は、ダッシュボードと座席の上部が同じ高さになるようにします。
2.運転席&助手席にベッドマット接続プレートを載せる
バラバラになっているベッドマットを、専用の木製プレートで接続するため、このプレートを背もたれの上に載せます。
3.後方台座の設置
2列目シートを倒したら、後方のベッドマットを載せる台座を「とある方法で」固定させます。この部分がインターネットで調べても情報が出てこない部分なので、最大の企業秘密部分なのでしょうね。細かく紹介しようと思っていましたが、差し控えておきます。
4.ベッドマットを載せる
これで、ダッシュボード~運転席(助手席)~後方台座と3点が、同じ高さ&均等の幅として存在することになります。
ベッドマットは、前方部と後方部で別れており、それぞれのマットをよっこらせと載せる。
以上が、二段ベッドの装着の流れです。
なぜベッドマットを3枚にしたのかというと、4枚にすると二段ベッド下段の就寝部分に圧迫感が出てしまうのと、上下の入れ替わりなどがしにくいためです。後方の片側にマットがないだけでもだいぶ開放感が出ます。
自分の場合は、すぐに取り外しができるくらいの軽い木製板を就寝時に載せて、着替えやタオルなど軽い荷物を置くなどしています。
二段ベッドキットのメリット・デメリット
メリット
なんと言っても、工具不要・穴あけ不要であること。分解しておけば普段使いの車として乗車できますしね。
ちなみに私はベッドマット類はルーフキャリア内に収納しています。
デメリット
荷物の退避場所が、運転席と助手席になるので、例えばチャイルドシートやジュニアシートなど大きな荷物は、1列目のベッド・マット下に詰め込まないとならない。
ベッドが1列目を潰すことになるので、一度設営をしてから、車の移動などをすることになると面倒くさいです。
でもデメリットはそれくらいですね。メリットのほうが断然大きいです。
下段のベッドマットについて
これは二段ベッドキットとは別なので参考までに。
私が使っている下段のベッドマットについて。
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このベッドマットはこんな感じで敷きます。
ただ、これらベッドマットは厚みが結構あるため、前述の2段ベッドキットと同時にルーフキャリアに収納が出来ませんでした。
そこで、「トランポプロ」の室内ルーフキャリアを装着し、ベッドマットを載せています。
ちょっとスペースに余裕もあるので、自作のテーブルを棚代わりに載せて、そこに寝袋やアウターウェアなどを収納してます。
話がそれましたが…
軽自動車で二段ベッド!?狭い小さい車内で何もがいてんのよ!?と思う方、軽トールワゴンでなら全く狭さを感じさせないですよ。