パイプライン。ハワイのノースショアにあるこのサーフスポットは、世界中のサーファーの憧れの聖地であり、腕に自身のあるサーファーたちがこのサーフポイントに集う。ここで認められるために、経験を積んで少しずつ少しずつピークへ近づいていく。
そんなパイプラインで名を売るばかりか、自分の名がポイント名となってしまった日本人プロサーファーが、スモールウェーブの湘南出身サーファー、脇田貴之プロ。
米Surfing Magazineを読んでいたら、「HOW TO SURF PIPE」というパイプラインでのサーフィンの仕方という、オレには無縁であろう記事が載っていた。パイプへのパドルアウトのルート、カレント説明、ランドマーク、そして各ピークの説明が事細かく記載されている。そして、このピークの中には「Wakita Peak」という単語が載っていた。「Wakita Peak」とは、脇田プロが好んで波待ちをするピークで、そこはバックドアよりもはるか奥、セカンドリーフがヒットした場合に極上のレフトハンダーがブレイクしてくるピークだ。ほとんどがクローズアウトしてしまうという、誰も好き好んで波待ちしないというこのピークに、脇田プロはドーンと居座る。
ローカルたちが名付けた「Wakita Peak」。自分の名前がポイント名として付いてしまうほどの脇田プロ、これからも脇田プロのチャージを期待しています。
以下、米Surfing Magazine掲載記事(Writen by Mark Healey)
this is what I call the wakita peak. he and a few other japanese guys like to sit over here, way deep. these waves come real deep and you have to be kinda inside to catch most of them. most of the time, they end up being unmakeable. they’ll either funnel down into a gnarly closeout or just self-implode in the shallowest part. when you fall from this zone, you’re pretty much guaranteed to slam. i’d recommend a helmet.