今でも子供たちに夢と希望、時に笑いを、時に感動を与えてくれる一大スペクタルコミック、『ドラえもん』。こんな事いいな~、出来たらいいな~っていう夢はいっぱいあるけど、みんな不思議なポッケでかなえてくれる。まさしく歌そのままの、心ときめく、日本が誇るコミックである。
でも、大人になってから『ドラえもん』を読み返してみると、子供のときには気付かなかったことにふと気付く事がある。…恐喝、強盗、障害を繰り返し、社会問題に発展しかねないジャイアンの行動。金持ちのボンボン・スネ夫の鼻につく言動。そして何よりも、ドラえもんという反則的なアイテムを持っていながらも世渡りが下手なのび太。
ドラえもんはのび太には甘やかさないように極力アイテムを使わせない方向性である。甘えてくるのび太を一喝し、反省したところでアイテム登場!というルーチンが一般的だ。その際、のび太を一喝するドラえもんの発言がなんともショッキングであったりするのだ。「のろまだ!ぐずだ!」「死んでしまえ!」と、必要以上にののしるドラえもん。あまりもの罵声に、のび太に同情するを通り越して笑ってしまう。
実は、ドラえもんのブラックな一コマをまとめたサイトを発見した。ドラちゃんの本音というサイトであるが、これがかなり面白い!隅から隅まで見て欲しい。そして、あらためて『ドラえもん』という名作を、大人の目線で読んでみよう。