オレの家にはかわいいペットがいる。名前はペペ。名付け親はウチの母親。由来は…かつて「丸出だめ夫」で一斉を風靡した名子役、穂積ペペ。といってもオレはその役者を知らない。今思えば、こんな名前を付けた母親のセンスがかなりオレ好みである。でも、名付けた当時は「なんじゃそりゃ」だった。というのも、ペペが我が家にやってきたのは今から18年前、オレが小学校3年生のとき。南極物語のジロに似てて幼心にも「かっこいいじゃ~ん」と思った(でもペペはメス)。
そのペペが、ついにこの夏…死ぬ。いや、厳密に言えば死にそうだ。間違いない。
毎年毎年夏が来る度ささやかれてきた「ペペはこの夏を乗り越せない」説。結局何事もなく過ごすのだが、今年は本格的にやばそうだ。人間で言えば88歳という高齢なだけに、足腰が弱っちゃって、かなりメロウな歩き方だ。さらに、白内障で視力もほぼ無く、聴力もかなり弱い。おまけに夏のこの暑さ。う~ん、見ているだけで要介護。
オレはペペが大好きだ。オレが童貞の頃からペペと生活を共にしてきた。そう、18年間ね。だから、ペペの苦しむ姿は見たくない。ぶっちゃけ、早く楽にさせてあげたい。
これがあるからペットを飼うのは嫌なんだ。それでも、時がたてばまた新しいワンちゃんが欲しくなるのかな…。
この夏はこの歳にして大泣きする予感。この夏を忘れない。2004年、夏。
これだけ言っておいて、また夏を乗り越えたら…そのときはそのときだ。

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